あなたは両親と、あと何日会えるか考えたことがありますか?
おそらく、ほとんどの方がないと思います。
今回は、あなたが親とあと何日会えるか考えていこうと思います。
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親とあと何日会えるか知るメリット
まず、あなたが親とあと何日会えるか知ることでわかるメリットをお伝えします。
例えば、
- 親の寿命をダイレクトに感じ、「何かしてあげたい」という気持ちが湧き上がる
- 思ったより日にちがないことに気づき、すぐにでも親孝行をしようと考えるようになる
などです。
残りの日にちがわかるとさらに良い親孝行ができそうですね。
シミュレーションの前に…
さあ、今から何日会えるか考えていきましょう。
その前に、シミュレーションには、まず最期がいつになるかわからないといけませんよね。
もちろんそんなのはだれにもわからないので、ここで日本の平均寿命をみてみましょう。
平成26年度に厚生労働省が発表した平均寿命は、
(出典:平均寿命の国際比較 厚生労働省)
男性:80.50歳
女性:86.83歳
となります。
日本は世界で一番の長寿国なんですよね。
男性と女性で6歳も差があることも驚きです。
ということで、この平均寿命からあなたの親の年齢を引いて計算していきましょう。
、、、と計算していくと両親とあと何日会えるのかがわかります。
ですが、私はあなたに、あなたの両親が健康な状態のときに親孝行をしてもらいたいと思っています。
だから、今回は健康寿命という指標も使ってみたいと思います。
健康寿命とは
人は年をとります。
年齢を重ねると、これまで健康だった身体に異常が出てきます。
足腰が悪くなって立てなくなり、一人では生きていけなくなるかもしれません。
認知症になり、あなたのことがわからなくなるかもしれません。
そこで、今回考えるのは健康寿命です。
健康寿命、、、聞きなれない言葉かもしれませんね。
健康寿命とは、
平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間。WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、平均寿命から、衰弱・病気・痴呆などによる介護期間を差し引いたもの。
とのこと。
その健康寿命が何歳かというと、2013年度のデータで日本は
男性:71.11歳
女性:75.56歳
なんです。平均寿命と比べて10歳ぐらい短いんですね。
71歳と聞くと、すぐ先のことのような気がしてきます。(私だけかな?)
やっぱり、元気な状態で親孝行したいですよね。
だから平均寿命に加えて健康寿命も使って、両親とあと何日会えるか考えていきましょう。
いざ、シミュレーション!!
さあ、実際に残された日数を計算していきましょう。
自分で計算するとよりリアルに感じることができますよ。
さあ、紙とペンを用意してください。
もしくはスマホのメモを開いてください。
そして、次の数字を記入していきます。
① 平均寿命(男性:80.50歳、女性:86.83歳)
② 健康寿命(男性:71.11歳、女性:75.56歳)
③ あなたの両親の年齢
④ 一年のうち両親と会える日数
そして、平均寿命から年齢を引いてください。
ちょっと離れたところに、健康寿命から年齢を引いた数字もメモしておきましょう。
そして、それらの数字と会える日数をそれぞれかけてください。
式にすると、
(①−③)× ④ = 会える日数
(②−③)× ④ = 親孝行できる日数
となります。
ここで、計算するのが面倒な人のために、大体の数字を記しておきますね。
・あなたのお父さん、お母さんが共に60歳で、一年のうち会える日数が7日(お盆3日、正月4日)の場合
(80.50 ー 60)× 7 = 143.5
(86.83 ー 60)× 7 = 187.81
(71.11 ー 60)× 7 = 77.77
(75.56 ー 60)× 7 = 108.92
つまり、お父さんと会えるのは約144日、お母さんは約188日です。
そして健康なうちに会えるのはお父さんが約78日、お母さんが約109日です。
どうですか?
思ったより少なかったのではないでしょうか?
健康なうちに会えるのはお父さんとは3ヶ月もないのです。
お母さんとも4ヶ月ありません。
どうでしょうか?
幼少期は毎日いるのが当たり前だったのに、残りの人生で会える日数はたったこれだけしかないんです。
もちろん人によって健康状態等は様々なので、一概には言えません。
あくまで参考としてお考えください。
ですが、この「残りの時間」を知ることによって、本当にしてあげたいこと、一緒にしたいことが見えてくるのです。
今度両親と会う時には、今日計算した日数を少し思い出してみてください。
いつもより少し、優しくなれるはずです。
あなたが良い親孝行ができますように。
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