親孝行

みうらじゅん作「親孝行プレイ」が面白い

今回は、みうらじゅん氏作の「親孝行プレイ」という本についてレビューして生きたいと思います。

 

ちなみに、みうらじゅん氏とは上の画像のサングラスの人です。

 

私は、彼がこのような本を書かれていることを最近知りました。というか何をやってる人か正直知りませんでした。笑

 

この本は2007年発売と結構古いですが、内容は今でも非常に参考になると思います。

親孝行の方法だけについて書かれた本って、実はほとんどないんですよね。

そんななか、この「親孝行プレイ」はがっつり親孝行の方法論や精神論について語ってましたので、非常に楽しく読むことができました。

 

今回は私が面白いと思った3点について書いていくので、興味を持ったらぜひ読んでみてください。

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1. 親孝行に気持ちは必要か?

親孝行したほうがいい、しなければ、と思ってる方はたくさんいらっしゃると思いますが、実際に行動に移す方は意外と少ないです。

「まだ親は元気だしいいや」

「次の帰省の時はご飯でも連れていってあげよう」

こんな風に、気持ちが乗らないのでまた今度にしよう、という風に先延ばしにしてしまいます。

 

しかし作者は、このような説を唱えています。以下引用です。

「親孝行とはプレイである」

(中略)

親を喜ばせるという行為は、もはや「心の問題」ではなく、実際にどう行動するかーーつまり「プレイ」の一環なのである。心に行動が伴うのではなく、行動の後に心が伴うのが、現代の親孝行なのだ。

どうでしょうか。作者は親への「心」よりも「行動」が先であり、重要であると言っています。

 

心はそんなに乗り気じゃなくても、行動してしまえばそれは親孝行になる、というのです。

あなたはどう思いますか。

 

「それはなんか違うと思う。」

「そんな気持ちでやっても親にバレて逆効果だ!」

 

こんな風に考える方もいるかもしれません。人それぞれ思うところがあるでしょう。

 

しかし、今度は親の立場に立って考えてみましょう。

 

仮にあなたが乗り気じゃなかったとしても、それなりに計画し、準備し、実行している。

 

どうです?絶対嬉しいでしょ?

 

そしてその喜ぶ親を見てあなたも嬉しくなる。

この好循環こそが、作者のいう「行動の後に心が伴う」ということなんだと私は思うんです。

 

もしあなたが今、親孝行に乗り気じゃなかったとしても、その気持ちに蓋をして行動してみてください。

結果はわかりますよね?

 

 

2. 自分自身の自慢が親孝行?

あなたは普段、自慢をしますか?

本心ではしたい人がほとんどだと思いますが笑

ある程度大人になると、よっぽど空気の読めない人以外はそこまで自慢はしないのではないでしょうか。

 

でも、作者は「自慢は親孝行だ」と言い切っています。

その理由は、

ある程度の年齢になったとき、親がもっとも喜ぶトークとは「自分の子供はいかに頑張ってるか」なのだ。

です。

 

自分の子供が社会の役に立ってる。認められてる。頑張っている。

こういう内容って、親は知りたいと思ってても、知る機会がないんです。あなたからしか。

 

だから、あなたは実家に帰ったら思いっきり自慢してやりましょう。

話を盛っても構いません。むしろ盛るぐらいがちょうどいいと作者は言ってます。

 

「最近でかいプロジェクト任されちゃってさー」

「部署で表彰されちゃったよ」

「影では出世頭って言われてるみたい」

 

なんて言ってみましょう。

親は驚きつつも、成長したあなたをみて、この子を産んでよかったと感じるはずです。

 

さあ、どんどん親に自慢してやりましょう!!

 

3. 親孝行はまとめてやってはいけない?

親孝行といえば、普通は「両親」に対してやるものだとイメージすると思います。

でも、作者はこう言っています。

親孝行プレイとは、「両親まとめて」やってはいけないのだ。

なぜなら、両親といえども、彼らは血が繋がっていない他人同士であり、何かしても両方が喜ぶとは限らないからだという。

 

ちょっと寂しい気もしますが、確かにそうだなとも感じます。

そもそも男と女では受け取り方に違いがあって当然です。

 

例えば会話するにしても、話題の振り方が全く変わってきます。

 

母親は、噂話や世間話が好きなので、「あの女優とあの俳優付き合ってるらしいよ」とか、「幼い頃の友達は最近こんな感じらしいよ」などなど、母親のツボを刺激するような話題を提供してあげましょう。(もちろんそういう話が嫌いな人もいるので、適切に変えてください)

 

父親には、昔のプロレスとかアニメとか歌謡曲など青春時代を思い出させる話題や、バブルの時代ってどんな感じだったかとか、部下は何人いる(いた)のかなど、仕事関係のツボを刺激するような話題を提供すると、饒舌に喋ってくれるかも知れません。

 

会話を例にあげましたが、旅行やご飯に関しても同様だそうです。

私はまとめてやってはいけない、と断言するつもりはありませんが、たまには父と、または母と、ご飯や旅行に行ってもいいかも知れませんね。

 

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まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介した場面以外にも、たくさん勉強になる箇所がありました。

孫や友達に上手に味方になってもらう方法や、父親に特化した親孝行など、、

非常に面白くてスラスラ読めたので、もし気になった方は、下記のリンクからどうぞ。

 

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